みなさんこんにちは!
今日はホワイトタイガーに動物園職員さんが襲われ死亡したという凄惨な事件について書きたいと思います。
動物園の動物が人間の飼育員を襲うということを近年全く耳にしなかったので、このニュースを見て驚きました。驚いたと共に一体どのような状況でこの事件が起きたのか疑問を抱く部分もありました。
動物園側のずさんな管理体制があったのではないか、無理して職員を過酷な状況下に置いていたのではないかなどなど色々考えてしまいました。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。
このような事件が2度と起こりませんように。
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ホワイトタイガーの特徴
みなさんホワイトタイガーってなんとなくイメージできますよね。
僕はホワイトタイガーを思い浮かべた時単純に「白いトラ?」って思ってしまいます。
生息地:ネパールからインド、インドシナ
生息環境:主に森林
体長:雄で230~300cm 、雌では180~230cm 程度
体重:雄で180~230kg 、雌で90~180kg 程度
全世界生息数:250頭〜300頭(うち日本約30頭)
白いトラはあながち間違いではないようですが、大まかに言うと普通のトラとの違いは下記になります。
・肉球の色が肌色
・体(体毛)が白い
これ以外の差は無いようです。
このように目は本当に青みがかっています。めっちゃかっこいいですね。
もともとはベンガルトラの白変種(白化型の遺伝)で生まれたトラのことのようです。
白化現象はメンデルの法則が関係しており、白化遺伝子が優勢の場合、世代を超えて白化が生み出され、ホワイトタイガーとなるようです。
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動物園職員はどのように襲われたのか
さてホワイトタイガーのことはわかっていただいたと思うので、今回の記事の本題です。
一体どのように職員の方はホワイトタイガーに襲われてしまったのでしょうか?
職員さんが襲われた動物園は鹿児島県にある平川動物公園と言う動物園です。
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実際のホワイトタイガーがいたエリアは下記の青◯のエリアになります。
ベンガルトラと同じエリアにいたようですね。
※引用元:平川動物公園ホームページ
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事件が発覚したのは10月8日(月)午後5時5分頃でホワイトタイガーの檻の中で血を流して倒れている古庄晃さん男性(40)を発見。
男性はその後病院へ緊急搬送されたが、死亡が確認された。
古庄さんは清掃の途中だったようで、古庄さんがいる檻の中にホワイトタイガー1頭(リクという名前)が入っていたようです。
普段の清掃時は動物と人間は別々の場所に離され清掃をするとようなのですが、今回はなぜか古庄さんが4頭いるホワイトタイガーのうちの1頭と同じ檻の中にいたようです。
檻の中は隠れるような場所はなく、4頭のうち1頭だけがどこかに潜んでいたという事は考えにくいようで、一体何が起きたのかが疑問視されており警察でも現在詳しい調査が行われているようです。
結構ナゾが深い事件ですね。古庄さんを襲ったホワイトタイガー(リク)は5歳のオス、体重170kg、体調1.8mのようで、人間と同じ空間にいてはいけない猛獣です。
普段はホワイトタイガーは臆病な動物なようですが、やはり肉食なので人間は襲われる対象になってしまうのでしょうね。
私の憶測ですが、もしかしたら、古庄さんは今までに何度かこのホワイトタイガーと同じ檻の中で過ごした事があり、このホワイトタイガーは懐いているから大丈夫というような感覚でいたのかもしれません。
ホワイトタイガーではないですが、実際にトラが人間に懐いている映像などもあります。
実際タイのプーケットのタイガーキングダムでは下記のように人がトラと間近で写真をとるようなスポットが大人気だったりします。
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ネコ科の動物のため、人間に懐いたりもするのかな〜って思いますね。
古庄さんは多分すごく動物の事が好きで、動物を大事にする良い方だったんだなと園長の話から想像できます。
石堂昭憲園長:
40歳という非常に若い、しかも優秀な職員でしたので、こういうことで1人の職員をなくすということは、大変残念なことですね。子供たちに動物の話をする時に、明るく大きな声で分かりやすく説明してくれる人なので、今後大いに期待をしてた職員の1人であります。
※引用元:Fuji News Networ
それだけに大変残念ですね。あくまで私の想像ですが、おそらく動物が大好きで、動物との距離が近くなりすぎてしまい、ホワイトタイガーと同じ空間で清掃をしてしまったのではないでしょうか?
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亡くなった古庄さんのご家族のホワイトタイガーへの対応が尊敬する
今回ご家族の方は古庄さんを襲ったホワイトタイガーを処分せず、そのまま飼育してほしいと話したそうです。
ここで普通ならホワイトタイガーの殺処分を頼んでしまいそうですが、ホワイトタイガーに罪はないと考えたのでしょうか。自分なら絶対頼んでしまうと思います….
しかしご家族からそのまま飼育してほしいと要望があったようです。
ご家族を失くしてなお、その死の要因の1つとなった対象の事を考えられるのが素晴らしいと思いましたね。
動物に罪はないと考えられる心の余裕は自分なら生まれそうにないな〜って自分自身このニュースを見ながら思ってしまいました。
ご家族の方達にも心の余裕はないのでしょうけど、きっと古庄さんが大好きだったホワイトタイガーを殺処分するのはダメだなと思ったのではないでしょうか。
急に起きたショッキングな事件でした。下記の2点を動物園側にも今後気をつけてほしいのと、私たちも気をつけたいですね。
・私たちはやはり肉食動物はどこまでいっても肉食動物で人間も襲われる危険性が十分あるという認識をすべき
今回の記事はここまでとなります。
改めてご冥福お祈りいたします。
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