東京オリンピックの開会式でのドローンの操縦が半端じゃない!と絶賛されていました。
そんなドローンの見事なパフォーマンスを制御していた会社やメーカーや価格が気になるという声がネット上に溢れていました。
調べたところによると下記のことがわかりました。
- ドローンはインテル社製の「プレミアムドローン」
- ライトショーもインテルが実施
- ライトショーの総額は推定1億2000万円
- 制御プログラムの技術力がとんでもないレベル
調べた結果を見ていきたいと思います。
記事の内容をおおまかに紹介
1億円!東京オリンピック開会式のドローンの会社(メーカー)はどこ?価格は?
あまりの素晴らしいパフォーマンスに賞賛の声がネット上ではすごかったです。
何が凄いのかというと、1824機ものドローンを墜落させずに全てを制御するプログラムを書くのが至難の技のようで、技術力が高すぎて株を買って投資したいという方でTwitter上では溢れていました。
そこで東京オリンピックの開会式のドローンの会社を調べてみたところ
中国製のDIJ説とアメリカのインテル社製説の2つの説が浮上。
しかし、結論インテルの「プレミアムドローン」ということがわかりました。(引用元)
価格や詳細についてみていきたいと思います。
インテルのプレミアムドローンとはどんな性能?
旧タイプのクラシックドローンよりさらに軽量で内部に組み込まれたハードウェアもソフトウェアも性能が旧型よりも向上しているようです。
- 旧型よりもライトが明るい
- 旧型よりも高速で飛べる
- 内部のソフトウェア・ハードウェア性能の向上
ちなみに実物の図面は下記。
Premiumの方はすげー軽そう!
(和訳)
”選択できる2種類のドローン”
”どちらのドローンも安全のために設計されていますが、次世代のプレミアムドローンはより明るく高速であるため、高解像度のアニメーション、素早いトランジション、周囲の光が多い設定に最適です” pic.twitter.com/ivKxkxc8KE— ねぎっつ (@negitts) July 23, 2021
従来のクラシックドローンよりも素早く飛べるということは軽量化も実現されている可能性がありますね。
また、内部に組み込まれているソフトウェアによってあれほど正確に機体自体が制御されていて、専門家からは、
「すごすぎる」
「どこの会社がプログラム書いたの!」
など絶賛されていました。
これほどの性能を誇るインテル社製のプレミアムドローンなのですが、東京オリンピックでのドローンショーはどれくらいの価格で行われたのでしょうか?
推定で計算してみましたが、想像を絶する価格に驚きました。
東京オリンピックの開会式のドローンショーの価格はいくら?
東京オリンピックの開会式でのドローンショーはインテルが請け負いましたが、価格が化け物旧です。
インテルは「ドローンショー」という形で一般向けにもショーの販売をしています。
その価格帯は使う機体の個数によって決まっており、価格まとめが下記になります。
◆クラシックドローン200機でのショー
99,000ドル(日本円:1,000万円)
◆クラシックドローン200機でのショー
149,000ドル(日本円:1,640万円)
◆プレミアムドローン300機でのショー
149,000ドル(日本円:2,200万円)
◆プレミアムドローン500機でのショー
299,000ドル(日本円:3,300万円)
これ以上の価格に関しては別途になっており、今回の東京オリンピックは1,824機のドローンを使っているので単純に計算してみると、、、
とんでもない価格になりました。。。笑
プレミアムドローン500機=3,300万円
1機あたり=66,000円
1,824機×66,000円=1億2000万円
1億だと??
実際にはインテル社のアピールも兼ねているのでここまでの金額がかかっているのかは不明ですが、ドローンの制御は数が増えれば増えるほど複雑になっていくようなので、数が増えれば単純に価格が安くなるような感じではない気がします。
1回のわずか数十分のショーで1億越えってヤバさが伺えますね。。
開会式のドローンの制御の技術が半端じゃない!
開会式のドローン制御に関して1000台以上の機体を同時制御するのはとてつもなく難しい技術のようで、Twitter上では賞賛の声で溢れていました。
ドローン制御にはGPSの位置情報を使っているようです。
詳しく書いている方がTwitterにいたので載せておきます。
開会式のドローン、あんな量の機器をどうやって制御してるんだろって思ったら、位置情報はGPS(orみきびき)と中央制御してる機器からの差分で、光パターンはあらかじめプログラムされたものらしい
確かにGPSがあればstratum1の正確な原子時計の値が手に入るし、細かな制御やるにはこれが一番かも— 甜瓜(メロン) (@meloncat0) July 24, 2021
この原理はかなり難しくて理解が難しかったのですが、人工衛星からの情報で自分の位置を正確に割り出してぶつからないように制御しているようです。
アメリカの人工衛星は現在31機ありGPS機能が搭載されています。
アメリカが世界で1番人工衛星を飛ばしているようで、この数が多ければ地上での位置誤差が少なくなるっぽいです。
GPSの仕組みはこちらから見れます→GPSの仕組み
まさか宇宙のGPSの仕組みを使って地上でライトショーを行なっているなんて誰も思っていないですよね。
そりゃ1億円かかるよなって感じです。
ただ、今回のライトショーなのですが、日本にもドローン制御の会社があるのになんだかアメリカの会社のアピールになってしまってちょっと残念ですよね。
日本にもドローンの会社があり、そこが今回のプログラムをやったのでは?と言われていましたが、実際はインテルだったようです。。。ちょっと残念。
日本発のドローンの会社はACSL(自律制御システム研究所)
この開会式のドローンの情報を探っていたときに下記のツイートを探し当てて、まさか日本の会社なのでは?と思いましたが違ったようです。
開会式ドローン、目に焼き付けられた!
これからプロモーションで使われ始めるかな。一体もミスのない制御ができる会社がいよいよ注目されるかな。世界初ドローン専業上場企業
『ACSL』6232
旧社名:自律制御システム研究所#東京五輪
#東京2020 #開会式 #オリンピック開会式 #Tokyo2020— ALEX株レラ (@alexKABUrela) July 23, 2021
この会社は日本のドローン制御会社でNTTなどとプロジェクトを進めるくらい凄い会社ですが、オリンピックでは出番がなかったようです。
開会式はなぜアメリカのインテル社のドローンが採用されたの?
しかしなんだかおかしいと思いませんか?
日本で開催のオリンピックなのに、アメリカのドローンが使われるなんて、、、
他のパフォーマンスに関しては日本が行なっていたにもかかわらず、ドローンなど世界に発する技術力をアメリカに取られたのはかなり残念です。
しかしそれには理由がありました。
今回のオリンピックに関してアメリカの放送会社はIOCから莫大な金額の放送権を買い取っています。
詳しい記事は下記。
日本の放送会社が300億円近くなのに対してアメリカの放送会社は1200億円の金額をIOCに対して支払っています。
4倍近くの金額さがあり、アメリカは今回のオリンピックの放映時間がなんと7000時間あります。
7000時間もの時間にあらゆるCMを打って自国の技術などをアピールする目論見がありそうです。
なのでアメリカとしては日本で開かれたオリンピックでも自国の方が金額を出しているし元を取りたいと思うのが普通でしょうね。
これが考察ではありますが、アメリカのドローンが使われた理由かなと思います。
まぁただ単純に技術力でドローンはインテル社製に日本国内のものが追いついていないという可能性もありますが。。
まとめ
今回のオリンピックの開会式でのドローンの評価は大半が良く、記憶に残ったのではないかと思います。
日本も世界に誇れるドローンの技術を確立していければ良いなと思います。